毎年恒例の会員限定の夏期研修会を開催します。日頃それぞれの経絡指圧セミナーを受講されている方々が、その枠を超えて新しい経絡指圧を体験する場です。この研修会を通してこれまで自分が学んだ技術がどのように発展応用して行くのかが分かるでしょう。同時に今後、自分の学ぶべき方向も掴めるはずです。研修会では経絡治療の方法や経絡操作から生まれた「経絡体操」のやり方なども解説し体験してもらう予定です。

過去研修会では経絡現象と腹診について重点的に行いました。とくに腹診は参加者全員の腹を診るという体験をしてもらいました。これは「お腹の状態は一人ひとり違う」と言う事を実感してもらうためです。30秒ごとにずれながら沢山の人の腹壁を診て、そして診ることでお腹の状態も変化する事も実感してもらいました。これは多人数が集まるこのセミナーでしか行えない事です。
また経絡については「経絡のトレース」のデモを行いました。この様子はビデオにも収めてあります。研修会では経絡を利用した臨床デモや経絡体操を体験するデモを行いますが、これも楽しんでもらえるプログラムです。

●経絡に沿ってテープを貼っているところ。中央のベージュ色のテープが心包経。手前のグリーン色が肺経。隠れて見えないが、小指側の心経に沿ってテープを貼っている。

●腹診の基本練習。お腹の状態は各人各様。そこで30秒ごとに隣にずれながら全員の腹壁の状態を診てみる。すると「本当にみんな違うんですね」と実感できる。このような手指を通した実感が大切になる。

●肩に手を当てて上腕の経絡を刺激して「肩こり」を取る実験。増永先生はセミナーの時にこれをよく行っていた。的確に経絡に指が嵌ると瞬時にコリが取れる。コリに指を当てて行うのがコツだ。

●腕の経絡を使って肩こりを取る練習。手前の人が施術者。奥の女性も同時にコリに触れている。右手で上腕の経絡を把握しながらコリの緩み具合を診る。的確に虚のツボに指が入ると速やかにコリが緩むはず…。

●左上の写真の前段階。まず対象となる経絡を実感して、その上に丸いシールを貼る。これを経絡沿って行い最後にテープを貼っている。診断セミナーで行っている技術で結構皆に人気がある。

●各自ペアを組んで「経絡の実感」の練習。まず手首の心包経の一点にシールを貼って、次に二点目を探す。二点目が決まればそこにシールを貼ってゆく。経絡の感覚はまず受け手に実感されるので聞きながら行う。

●相手の腹壁の状態をまず古法の腹診法で診る。腹壁の状態で相手の健康状態やコンディションを把握する。この方法はシンプルだが誰にでも出来、しかも実用的だ。

●肩こりを腹部指圧で取るデモ。経絡の原理を使えば腕だけでなく、お腹の指圧でも取れる。右の女性はコリに手を触れている。腹部指圧で緩み始めると「緩みました!」と教えてくれた。これも好評だった。