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「世の中がザラついて灰色にみえるんです」「『だるい、何もかも辞めちまえ』っていう自分が居ます」「会社って、自分を殺さなきゃいけない場所…」うつの方はこのような気持ちで仕事をしているようです。一般に「頑張れと言ってはいけない」と言われていますが、しかし日常生活では「頑張らなくてはならない」場面が多々あるのも事実です。IT化され合理化された現代社会は失敗を許しません。ムダを排除し上へ上へと機械のように働く事を要求します。昔はハードな中にも適当な息抜きがありました。人間臭い触れ合いもありました。でも今は触れ合いも過疎で結果ばかりを求める機械的な社会になっているようです。そのようなハードな要求の中でがんじがらめにされて自分を抑えて愚直に頑張って逃げ場を失った結果、起こってしまったのだと思います。
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うつの方は人一倍頑張り屋だと言われます。情けない自分を何とか立て直さないと…と頑張ってしまうようです。しかし体が言うことを聞かないのも事実です。そこで自分を責めてさらに頑張ってしまう…。でも大きな勘違いは「自分が悪くて具合が悪くなった」のではないと言うことです。「周囲から健康被害を受けた結果、具合が悪くなった」と言うことではないでしょうか。不調はいわるゆる心身の過労と同じです。周囲の要求や期待に応えようとしてクタクタに疲れてしまった…。それが実相ではないでしょうか。ですからまずは休むと言うのが最善の方法だと思います。心の疲れを取る事が大切です。肉体的な症状は体調が整えば自然に穏やかになるようです。
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心の問題だから表面からは分からない…そう思われています。しかし漢方では目に見えない症状も「経絡」を通して的確に掴むことが出来ます。例えば体調不良の陰に自律神経の失調があれば「膀胱経」に。ホルモンの乱れがあれば「腎経」に。くよくよ悩んだ跡があれば「小腸経」に。周囲に気を使いすぎた場合は「三焦経」にそれぞれ反応が現れます。さらに精神的に追い詰められている時は「お腹が強く緊張」しています。このように内部の状態が表面に現れるのです。経絡指圧では外に現れたこれらの「歪み」を調整します。心も体の一部です。肉体の調子が良くなると心の調子も整って来ます。そして指圧で一旦体調が改善されますと、再び症状がぶり返すという事は非常に少ないという事も見逃せません。さらに体調が改善されるにつれ耐ストレス性も高まり、些細な事で傷つく事も少なくなります。人間関係に端を発しているこの病気では指圧のようなスキンタッチはとくに効果的なようです。
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ふがいない。申し訳ない。自分なんて価値がない…うつの人はそう思い勝ちです。でも次のように考えたらいいのです。
・健康者は毎日を「過ごして」いる。
・うつの人は毎日を「生きて」いる。
「過ごす」というのは毎日を「楽にすり抜ける」ことです。でも「生きる」というのは本来苦しみ悩み、動物のように叫び格闘することです。うつの人は正に「生きて」いるのです。ですから健康者のようにオシャレにすり抜ける生活ではないのです。「生きる」ことを昔のようにオシャレにスマートに過ごす…と考えてしまうと「ふがいない」「どうせ自分なんて」となってしまいます。確かに社会的には格好悪いかもしれません。でも「生きて」いる生活なのですから感情を顕わにして涙していいのです。格好悪く叫んでもいいのです。動物のように吼えてもいいのです。4年も5年もこの病気で苦しんで、何て無駄な人生を送っているのだろう…そうお考えかもしれません。でも価値のない人生や不要な人生などありません。あなたは今でも必要な人なのです。
でももういいでしょう。十分苦しんだのですから…。私たちは東洋医学の立場からうつの方をサポートして行きます。
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